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東京で初めて「文教地区」に指定され、緑豊かな学園都市として発展した国立市。中央線「国立」駅から南武線「谷保(やほ)」駅へ続く国立市のメインストリート「大学通り」周辺には教育施設が点在するほか、おしゃれなショップやカフェなどが充実。南武線に沿うように広がる「富士見台」周辺は、穏やかな住環境が整い、豊かな自然も身近に。緑と潤いに包まれた、暮らし心地のよい「富士見台」の魅力をひもときます。
アクセスマップ
JR中央線「国立」駅
JR南武線「谷保」駅
JR中央線「国立」駅に降り立つと、赤い三角屋根を持つレトロで愛らしい佇まいの建物が出迎えてくれます。大正15年(1926)創建の旧国立駅舎が2020年に再築・復原され、国立のシンボルとして広く親しまれています。国立の魅力は穏やかな住宅街が整いながら、都心ともしっかりつながっていること。JR中央線「国立」駅は、「立川」駅へ1駅3分、「新宿」駅まで24分、「東京」駅まで38分と都心へのアクセスがスムーズ。富士見台の最寄り駅となるJR南武線「谷保」駅は、川崎方面への移動に便利な路線です。
大学通り(国立駅前付近)
大学通り(大学通り歩道橋)
さくら通り(谷保第三公園前)
「国立」駅前から南に向かって続くメインストリート「大学通り」を中心に、木々と緑に包まれた穏やかで美しい街並みが広がっています。ドイツの大学都市「ゲッティンゲン」にならって街づくりが進められ、文教の薫りが漂う、居心地のよい街の雰囲気は、住民の手で守られてきたもの。住環境や教育環境、街の景観を守ろうと市民と学生が中心になって運動し、昭和27年に東京都の条例によって国立市北部の大半が「文教地区」に指定され、市域のおよそ33%ものエリアが文教地区となっています。住民の手によって受け継がれてきた美しい街並みを眺めながら、ゆっくり街を散歩してみては。
「国立」駅と「谷保」駅をほぼ一直線で結ぶ広々とした「大学通り」は、昭和初期に飛行機の滑走路として使われたことがあるという説があります。まっすぐに伸びる道路を見れば、滑走路として使われたとしても不思議ではありません。くにたち郷土文化館にも「滑走路で使われたことがあるのか?」といった問い合わせがくるため、学芸員が資料の調査を開始。飛行機が飛び立ったという記録はあるものの、まだ滑走路として飛行機が離着陸したと断定できるまでには至っていないとのこと。市民からの新たな記録や資料の提供を待っているそうです。
国立駅空撮写真 1927~28年頃
写真提供:くにたち郷土文化館
国立市は、一橋大学や都立国立高校、国立音楽大学附属中学校・高等学校、桐朋学園など数多くの教育機関が集まる学園都市。お買い物施設や医療機関もそろい、暮らしに便利な街でもあります。さらに、「国立」駅や富士見台周辺には、洗練されたグルメスポットやおしゃれなショップも点在。まち歩きも楽しめるエリアです。
SAISONNIER(セゾニエ)
大学通り沿いにあるスタイリッシュな佇まいのフレンチレストラン。モダンで都会的な店構えとは裏腹に、店内は木の温もりがあふれる静かな空間です。「自然と料理」をテーマに掲げ、自然の中でゆったり食事が愉しめるようにと、森をイメージしたテラスも。オーガニックワインをはじめ、自家製のジンジャーエールやパンなどナチュラルな美味しさを堪能できるのも魅力です。雲丹とズワイガニの冷製カッペリーニや鮮魚のポワレ ラタトゥイユ添え バジルのソースなど季節を味わう魚料理とメインディッシュ、デザートなどが付いたディナーは5,500円と上質でいてリーズナブルな点も人気の秘けつ。
千丑茶屋(ちうしちゃや)
「谷保」駅の南側は、澄み切った湧き水が流れ、のどかな田園風景が広がり、地元の農家によってさまざまな野菜が育てられています。そんな旬の野菜や珍しい野菜を愉しめる農家レストランとしてオープン。魚介の旨味たっぷりな「ブカニエラ(土日祝限定)」や、新鮮野菜がたっぷり味わえる「彩り野菜の和風パスタ」など、地元産の食材をふんだんに使ったピッツァやパスタ、アラカルトも充実。ランチやディナーでも手軽に味わうことができます。古民家をリノベーションした店内も開放感にあふれ、五感で気持ちをリフレッシュすることができる場所です。
国立市谷保7181
Tel 042-849-7007
[時]11:00〜14:30LO、17:00〜19:30LO
[休]月曜
[料]本日のパスタランチ1,320円、ブカニエラ1,210円、彩り野菜の和風パスタ990円
レ・アントルメ国立
スイーツ激戦区として知られる国立市のなかでも地元の方々から厚い支持を集めるパティスリー。和風の佇まいを持つ店内には、本場フランスの伝統に倣ったお菓子がずらりと並び、定番のモンブランやサバランをはじめ、彩りと季節感あふれる生菓子、チョコレートに焼き菓子、マカロンなど、バラエティに富んだ品々がそろいます。米粉やタピオカ粉などを配合して、ふわふわでしっとりとした「国立バウム」はお土産にもおすすめ。パンも充実し、ケーキに合う良質な紅茶も販売されています。
黄色い鳥器店
クスッと笑えるイラストが描かれた器や、クラシカルで美しい織り物、さらにはイギリスの人気作家、ローラ・カーリンによるタイル作品も。「黄色い鳥器店」は、楽しく、驚きある出会いが待つ場所です。もう一つユニークなのは、店内にアイランド型のキッチンが備え付けられている点。その背景には、「訪れた人が“暮らし”をイメージしやすいように」という、店主である高橋さんの計らいがあります。ローラ・カーリンの作品展や陶芸作家による料理教室など、貴重でオリジナリティあるイベントも不定期で開催。こちらも要チェックです。
国立市北1-12-2 松澤ビル2F
Tel 042-537-8502
[時]12:00〜18:00
[休]月曜・火曜
[料]“Tower”24 tile mural(ローラ・カーリン)91,200円
ストラーダ・ビアンカ
文化遺産と美しい田園風景に恵まれたイタリア・トスカーナは、最高品質のオリーブ・オイルが産出される地域としても知られています。「トスカーナと、この地のオリーブに魅せられました」と話すのは、店主の山田さん。「ストラーダ・ビアンカ」の店内には、オリーブの木で作られたキッチン用品や、選りすぐりの実から搾油されたオイルなど、オリーブに関連した商品が多く並びます。山田さんが「これは一生ものです」と特にオススメするのは、現地で腕利きの職人が手造りしたまな板。使うほどに味わいが増す、愛着のもてる一品です。
国立市東1-16-7 イル・デュノール1F
Tel 042-505-9238
[時]10:30〜18:30
[休]水曜
[料]オリーブのまな板5,940円〜、ヴェローニ農場のEXVオリーブオイル2,690円〜
musubi(ムスビ)
昔なつかしい雰囲気が色濃く残る「国立ダイヤ街商店街」。道具店「musubi」は、開店10年目という若い店舗でありながら、商店街の風景に溶け込むように存在しています。こちらで扱っている暮らしの道具は、インテリアのバイヤーとしての経験をもつ、店主の坂本さんが選び抜いたもの。その多くは、坂本さんが使ってみて、実用性が高いと感じたものなのだそう。オススメは、インソールに名前のイニシャルと生まれた日付を刻印できるベビーシューズ。表革には柔らかい牛革が、裏革には通気性のいい豚革が使用された、優しい一足です。
国立市富士見台1-8-37
Tel 042-575-0084
[時]11:00〜18:00
[休]日曜・月曜
[料]ベビーウィングチップシューズ(ミルク/マロン、size13cm)10,450円
谷保天満宮
ママ下湧水公園
旧石器時代の遺跡があり、古代から人々が暮らしていたとされる国立市。「谷保」駅の南西に、東日本で最も古い天満宮といわれる「谷保(やぼ)天満宮」があります。亀戸天神社と湯島天神と共に関東三大天神の一つに数えられ、交通安全発祥の地としても知られています。約350本の梅林も有名で、武蔵野の豊かな自然を感じられるスポットです。多摩川が武蔵野台地を削り生まれた段丘崖線を地元では「ハケ」「ママ」と呼び、ハケ下やママ下にはきれいな湧き水が流れ、自然の潤いが愉しめます。身近な場所で里山を散策する。そんな自然との距離感も国立市富士見台の魅力といえます。
立川駅周辺マップ
JR「立川」駅
穏やかな学園都市として良好な住環境が整う国立市富士見台。その魅力を語る上で欠かせないのが、お隣の街「立川」です。駅前には大型の商業施設が集積。2020年4月にオープンし、恐竜グリーティングが話題にもなった「GREEN SPRINGS」は、多摩地区最大規模の多機能ホール「TACHIKAWA STAGE GARDEN」やホテル、ショップ、レストラン、オフィスで構成された複合施設。さらに、IKEA立川やららぽーと立川立飛などもあり、多摩地域でも屈指の一大ショッピングゾーンとなっています。また、四季折々の草花や多彩なイベントが行われる「国営昭和記念公園」もあり、休日のおでかけにぴったりなエリアです。