「大阪上本町」駅や「谷町九丁目」駅の周辺は、商業施設や飲食店が充実。都心の賑わいが感じられる一方で、歴史情緒あふれる神社やお寺もあり、大通りから中に入ると落ち着いた雰囲気の住宅街が広がっています。多彩な表情を持つ街のあちこちには、個性的なお店も点在。ぶらりとまち歩きをするのが楽しいエリアです。

COACHELLA HEAD上本町店
（コーチェラヘッド）

一歩店内に入れば所狭しと並べられた家具や雑貨が目の前にずらり。オーナーがアメリカへ年に数回出向いて走り回り、厳選し買付けしているそうで、40〜70年代のミッドセンチュリースタイルを中心に、木の温もりが感じられるアーリーアメリカン、工業系インテリアのインダストリアルスタイル、流行りのロココ調ヨーロピアンスタイルなど様々なアイテムを扱っています。種類も豊富で、家具や調度品のほか、食器にランプ、スーツケース、珍しいオブジェなど。「わざわざ東京や北海道から足を運ぶ人も少なくないですよ」とスタッフさん。アンティーク好きにはたまらない一軒です。

一色文庫

初めての人なら思わず通り過ぎてしまうほど控えめな佇まいの古本屋さん。看板などはなく、木枠のガラス戸とその脇に添えられた植物が目印なので、ぜひ写真の外観を覚えてから足を運んでください。こちらの本屋さんが人気な理由は大きくふたつ。オーナーの良質な「本の選定」、そして「値段」です。文芸書を中心に小説や絵本、料理本、スポーツ雑誌、漫画など幅広く取り扱っていて、その約1/3が100円と言うから驚き。また「どうぞごゆっくり」と言わんばかりに座り読み用の椅子が並び、思わず寛ぎたくなる空間も魅力です。掘り出し物の書籍を探す楽しさもある、と常連さんはちょこちょこチェックに訪れるそうです。

マグナムコレクション

心地よい香りに誘われて、つい店前で足を止めてしまうこちらは、丹羽篠山にあるロースターカフェ マグナムコーヒーの姉妹店です。「WE ARE WHAT WE EAT.（私たちは私たちのたべるものでつくられている）」をコンセプトに、添加物を使わないオーガニックor NON-GMO（遺伝子組み換えでない）にこだわっています。オーナーがブラジルまで出向いて選び抜いた「コーヒー豆」が自慢で、イートインをきっかけに豆を購入する人が続出。焙煎したてのコーヒー豆がラインナップし、コーヒー豆の挽売りも対応しています。ホットドッグやフレンチトースト といった軽食も、「身体に良い素材」が当たり前。珈琲好きはぜひ。

アジアの料理とお酒chamcha
（チャムチャ）

東高津公園の南西に看板を掲げる本格アジア料理店。2020年1月に南森町から移転し、ネパールのシェフが本場さながらの腕を振るってくれます。客層は幅広く、若いカップルからファミリー、年配のおひとりさままで。アルコール提供可能なときは11：30〜19：00の間、ハッピーアワーを設けていてグラスワインやハイボールなどがお得にいただけます。オーナーのおすすめは「やはりダルバートかガパオライスは食べていただきたいですね。定番はバターチキンカレーかな」とのこと。夜は小皿料理をあてにネパールのラム酒やアジアのお酒を楽しみ、シメはカレーを。大人数なら事前に予約がおすすめです。

葡萄酒屋イータ

日本産生葡萄を100%使用し、濾過をせずに旨味をギュッと詰めた「にごりワイン」で知られる東近江の「ヒトミワイナリー」。そんなワインを楽しんでもらおうと出店されたのがこちらのワインバーです。このお店の魅力は、ボトルワインを買って、＋抜栓料1,100円でリーズナブルに飲めること。また、海外のワインや焼酎、ウイスキーなども取り扱っているため、ワイン好きには重宝する一軒になりそう。また料理も宮崎牛を使ったステーキや生ハムサラダ、チーズの盛り合わせなど、ワインとマッチするこだわりの旬の食材ばかり。予算を伝えて、ソムリエに任せてみるのも乙な楽しみ方です。

実と美

こぢんまりとした和モダンスタイルの店内に並ぶのは、美しくも愛らしい「モナカ」たちと高貴な茶葉。「モナカとお茶」の専門店として、一口サイズの旬のこだわりモナカが常に5種類並び、鮮度の高い茶葉を販売。おすすめはモナカ8個分をお家で楽しめる「モナカ手作りセット」。見た目、味、匂い、食べる音、触り心地と五感で楽しんでもらいたいというオーナーの想いが込められ、おもたせなどに重宝すると地元のファンも多いとか。モナカやお茶をテイクアウトし、お散歩のお供に味わってみては。