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キッチン・洗面化粧台・ユニットバスが完成!

1年以上かけて進めてきたキッチン・洗面化粧台・ユニットバスの商品企画も、いよいよ完成披露の日がやってきました。商品企画担当の赤井さん・新海さん、監修いただいた整理収納アドバイザーの西口理恵子さんと一緒に、「ローレルコート北田辺」で採用している新しいキッチン・洗面化粧台・ユニットバスをご紹介していきます。

整理収納アドバイザー
西口理恵子さん

整理収納アドバイザー1級、インテリアコーディネーター、宅地建物取引士。前職で新築マンション営業、企画に携わり、「インテリアR」を立ち上げる。「収納・インテリア・美」を総合した「美人収納」を掲げ、テレビ・雑誌でも活躍。セミナー・講演だけでなく、個人宅で「美人収納術」を直接指導し、整理収納サービスで生まれ変わらせたお宅は200軒以上も。著書『毎日がうまく回り出す 1日1収納の法則』他多数。InstagramなどのSNS・ブログの総フォロワー数は1万5000人以上。


新しいオリジナルキッチン

新しいキッチンの特長は収納力がアップしたこと。ただ収納量を増やしただけでなく、家事が少しでもラクになるよう動線や動作を考慮した上で、収納スペースを設計。西口さんに設備メーカーさんとの打ち合わせにも参加いただき、「ローレルコート北田辺」のモデルルームでは、キッチンや洗面化粧台の収納ディスプレイも担当していただきました。

完成したキッチンの感想を西口さんはこう話します。「本当にたくさん物が入るので、買い出しが大変でした(笑)。それくらい収納量は豊富です。完成した収納は、ただスペースをつくっただけでなく、実際の暮らしを想像し、動線や動作にあわせてどこになにを収納するのかを想定してご用意したもの。そのため、想定した物がしっかり収納でき、出し入れしやすいようサイズ調整にとてもこだわりました。

赤井さんや新海さんとも打ち合わせを重ね、メーカーさんの協力も得て、自身の生活や整理収納アドバイザーとしての経験などをふまえて、“こんなキッチンがあったらいいな”をカタチにできたと思います」

一部吊戸棚

近年、キッチンの収納量がより必要になったという西口さん。「家事・育児・仕事を両立するためにまとめ買いが増えたり、家事の時短アイテムや調理家電も種類が増え、キッチンにはこれまで以上に収納量が求められます。そこで、近鉄不動産さんと検討を重ねたのが一部吊戸棚です。キッチンの開放感をキープしながら収納量を確保でき、さらに細やかな部分まで使い勝手に配慮しています。

一番のポイントは、人が最も使いやすい目の高さから膝までの『ゴールデンゾーン』を活用し、さらにノーアクションでキッチンペーパーなどを取り出せること。扉裏はホーローパネルとし、小さなホワイトボードや給食の献立などをマグネットで貼ることができます。冷蔵庫などに貼ると生活感が出るので隠したい、でも目に付く所にほしいという方も多いはず。また、置き場所に困るトレーの収納場所も用意し、出し入れしやすい所に定位置を確保することで出しっぱなしを防ぎます」

水切りカゴ

シンクにぴったり収まる専用の水切りカゴをご用意。取り外しも可能です。「あまり浅いとリビングダイニングから食器が見えてスッキリしないですし、深すぎると洗い物の水しぶきで濡れてしまうので、浅すぎず深すぎずちょうどよいサイズだと思います」

扉裏ホーロー

引き出しの扉裏にホーローパネルを設置し、計量スプーンなどが収納できるマグネット式のマルチラックをご用意。「調味料を取って、また別の引き出しから計量スプーンを探して取って…。こうしたアクションを減らすことでお料理の効率もアップ。菜箸やスプーンなどサイズごとにまとめて収納することが多いですが、とりあえず入る場所に収納するのではなく、動作・動線を考慮して使う場所にあわせて収納すると家事の負担も減っていきます」

かくせるホーローボックス

シンク下の大きな引き出しの扉裏に包丁などを差し込んでしまえるホーローボックスを設置。「扉の一番手前側にまな板やラップ類を立てて収納することで、調理しながら引き出しをちょっと開けるだけで取り出せます。コックピットのようにサッと物が出し入れできる理想的な収納です。さらに、食洗機の洗剤は一番下の引き出しに他の洗剤とまとめてしまいがちですが、食洗機のすぐ横の引き出しに入れておくと便利ですね」

ホーロー底板

コンロ下の引き出しは、底板にホーローを用い、汚れをさっと拭ける仕様に。「汚れや傷にも強く、長く使い続けても気持ちのよい状態がキープできるのはうれしいですね。可動式の間仕切りバーが備わっていて、かさ張りがちなお鍋やフライパンの収納がラクに。ブックエンドなどにマグネットをつけて仕切りとしてアレンジすると、出し入れもよりスムーズになります。また、フライパンと油は一緒に収納しておくと同時に取り出せて、料理のアクションを減らすことができます」

コンロまわりのスペース

キッチンの調理スペースと収納スペースは明確に分けたほうがよいと西口さん。今回のアップデートで、コンロ側面のカウンタースペースを広めに確保しています。「コンロ脇は調理に必要な物を置けると便利ですよね。調理スペースがしっかりあれば、調理や配膳のスペースも確保でき、お料理の効率もアップします。調理スペースの奥にコの字型のラックなどを置いているご家庭がありますが、家事をラクにするために、収納場所と作業する場所は明確に分けたほうがよいですね」


サイズにもこだわった適材適所の収納

「限られたスペースを有効活用するには、収納する物のサイズを熟知することが大事です。たとえば、一番下の巾木収納に使用頻度の低い物をしまいますが、ここにキッチンで使う除菌スプレーなどを収納したいですよね。となると、一般的なスプレー類が入る高さを確保する必要があり、今回、こうした引き出し一つ一つのサイズにこだわってアドバイスさせていただきました。また、一番下の収納は飲み物などのストックを入れておくのがおすすめ。冷蔵庫への動線がよく、引き出しなので奥の物を取り出しやすく、ストック量も把握しやすいです」

※物件により掲載の設備仕様と異なる場合があります。


新しいオリジナル洗面化粧台

ニューノーマル時代にも対応した設備仕様の実現をめざしたオリジナル洗面化粧台。こちらも引き出しにこだわったという西口さん。「洗濯物を浴室乾燥機を使って乾かすなど、洗濯のスタイルも変わりつつあり、今の生活にあった収納を考えると大きい物を入れる引き出しが必要です。洗面化粧台のボウル下収納は開き扉が多いですが、開き扉のようにしゃがまなくても、立ったまま物の出し入れがしやすいスライド収納への変更をおすすめし、キッチン同様にサイズもこだわりました」

三面鏡内部

三面鏡裏の収納にも細やかな工夫が盛り込まれています。「扉裏にホーローパネルを設け、マグネット式の収納アイテムをアレンジ可能に。歯ブラシを引っ掛ければ乾かしやすく、ヘアバンドなどもフックに掛ければ、忙しいときにさっと取り出せます。また、三面鏡内部にコンセントを2口設置。棚板の奥行きも調整し、コンセントに差したまま扉を閉めることができます※。
さらに、扉を閉めたまま下からティッシュを取り出せる仕様も魅力的です」

※安全上、使用後はコンセントを抜いて収納ください

スライド収納

ボウル下は全てスライド収納とし、開き扉よりも収納量をアップ。スペースを有効活用できるよう不要なフィラー(隙間などを埋める部材)をなくして、収納量を確保しています(写真赤枠)。「整理収納に欠かせない“定位置を決める”“適正量を把握する”の2つが実現できるように検討しました。引き出し内部は使いやすいよう細かく仕切り、物の定位置を決めておきます。整理されていると、上からひと目でストックの量がわかり、過剰にストックを持つ必要もストックを切らすこともなくなり、“なくなれば買い足す”を繰り返すことで、物の適正量もキープできます」

「洗面化粧台は部屋の掃除用具、お風呂を洗う洗剤、シャンプーのストックなどをしまうことが多いので、詰替え用ボトルやスプレー類がスムーズに入るサイズに調整。あと、使い方の提案として浴室側の引き出しにタオルを収納しています。お風呂上がりにサッと取り出せるので、ぜひ参考にしていただければ」


タッチレス水栓とチャイルドミラー・ホーローパネルセレクト

新しいオリジナル洗面化粧台は、タッチレス水栓を採用。衛生面の向上はもちろん、レバーのないスッキリとした形状によって清掃性もアップ。また、水栓の後ろ側の素材を「チャイルドミラー」 「ホーローパネル」のいずれかに無償でセレクト可能に。チャイルドミラーは、小さなお子さまでも鏡が使え、空間に奥行きをもたらす効果が期待できます。ホーローパネルは清掃性がよく、マグネット式の収納アイテムを使うことも。それぞれ好みに応じてセレクトできます※。

※セレクトは申込み期限有り

※物件により掲載の設備仕様と異なる場合があります。


新しいオリジナルユニットバス

ユニットバスはお手入れのしやすさを追求し、ちょっとした不便も解消。「最近はシャワーを使う方が増え、洗面器を使う方が減り、カウンターはお手入れの手間を考慮して最小限がベストだと思います。ドアを除く壁面がマグネットに対応しているので、浮かす収納をアレンジできるのもポイントですね」

マグネット収納

取り外し可能なマグネット式の収納棚をご用意。「小さなお子さんがいる家庭だとおもちゃを入れて浴槽の近くに配置したり、清掃用具を入れてドアの裏側などあまり目につかない所に配置したり、自在に動かせて便利です」

収納棚有無セレクト・フック付きタオル掛け

収納棚2段は予め設置したタイプと、設置しないタイプをセレクト可能に。また、フック付きタオル掛も採用しています。「収納を重視して棚を有りにするか、清掃性を重視して無しにするか選べるのが親切。体を洗うアイテムは吊るして干しておきたいので、タオル掛けにフックは必要ですね」


ダウンライト照明と排水栓自動開閉栓

 

画像提供:TOTO株式会社

画像提供:TOTO株式会社

今回のアップデートでユニットバスのちょっとした不便を解消。照明はホコリが溜まりがちなブラケット照明からダウンライト照明に変更することでお掃除の手間を軽減しました。また、排水栓を自動開閉栓に。お湯はり前にわざわざ栓を閉めにいく手間を省くことができます。

※物件により掲載の設備仕様と異なる場合があります。


今回のプロジェクトに参加して

2021年の3月に勉強会を開催し、1年以上にわたって企画を進めてきた3名に今回のプロジェクトを振り返ってもらいました。

西口さん「これまでの資料を見返していたのですが、本当に作り込みましたよね。こんなに深くキッチンについて考えたことはあるだろうかというくらい(笑)。 セミナーなどでいつも『不便・不快・不満の“3つの不”を解消しましょう』とお話をしていて、意外と気づかずに生活されている方が多いのですが、気づいて解決すると不がなくなり、便利・快適・満足になります。同じことをしてもラクに生活ができる。そんなアシストができる設備仕様を実現できたのがよかったです」

赤井さん「今回のプロジェクトをきっかけに、自分の生活や住まいを見直すとてもよい機会になりました。仕事に家事、育児と時間に追われて、これまで“3つの不”を疑いもしなかったので改善する意識を持とう、見直そうという気づきをいただきました」

新海さん「何気なく生活していると、気づかないことが多いですよね。たとえば、料理をするのに何度、引き出しを開け閉めしているか…。あっちで調味料を取って、こっちで計量スプーンを取ってと動線・動作に外れた所に収納して、知らないうちにアクションが増えていて。実際に、調味料と計量スプーンをまとめて収納し直したら、とてもラクになりました」

赤井さん「収納用品を選ぶときに、西口さんがすごくきっちりサイズを測っているのも驚きました。モデルルームのディスプレイを見たら、すごくキレイに収まっていて、使い勝手もよさそうだし、こうした細やかな部分までこだわることの大切さも実感できました」

西口さん「自分の感覚を当てにしてはダメですよ(笑)。数字は嘘をつきません。私にとって収納はただ物を入れるだけではないんですね。収納は使えば使うほど幸せになる。使いやすさはもちろん、美しさや思い入れも持ちたいと考えています。今回、近鉄不動産さんの想いに寄り添いながら、マンションに住まわれる方の幸せを考えてご提案できたことが、なによりうれしいです」


今回ご紹介したのは

「ローレルコート北田辺」マンションギャラリー

Tel:0120-072-098
営業時間 10:00~18:00
定休日 水曜日・木曜日(祝日は除く)
※現在は「ローレルコート北田辺」現地販売センターにてモデルルームを公開しております。

公式サイトはこちら