地層構成に適した場所打ち鋼管コンクリート拡底杭を採用。支持層に軸径200cm〜120cmの場所打ち鋼管コンクリート拡底杭を打ち込むことで、建物全体をしっかりと支えます。
柱を支える主筋は35〜25mmの鉄筋を採用。主筋を溶接閉鎖型の帯筋※で拘束することで、地震などによる曲げ力やせん断力に対して粘り強さを発揮。耐震性を高めています。
地震の発生時に柱や梁がせん断破壊するリスクを軽減するために、コンクリート壁に耐震スリットを設けています。
外気に面する柱・梁・壁の室内側、最下階住戸の床下に結露の発生を抑制する断熱材を施工。また、屋上にも断熱材を施しています。
耐力壁となる戸境壁は、配筋を二重に組むダブル配筋とし、ひび割れを抑制し、躯体の強度を向上させるなど高い構造性能を得ることができます。
パイプスペース内の排水竪管は、遮音材を巻くことで、上階からの排水音が住戸に伝わりにくいように配慮しています。
リビング・ダイニングから居室、水廻りにいたるまで、住戸内の段差を極力なくした、フルフラット設計を採用。つまずきなどによる住戸内での事故防止に配慮し、ご高齢の方や小さなお子さまにもやさしい住まいを実現しました。
(玄関、バルコニーは除く)
南側は柱型のないアウトポール設計を採用。柱の出っ張りがなくなることですっきりとした開放感が生まれ、すみずみまで有効にお部屋をお使いいただけます。
隣接する住戸との間にある戸境壁はコンクリート厚約180mm 以上に設定しています。外壁は、コンクリート厚を約150mm 以上に設定し、内側に断熱性に優れた吹付発泡ウレタンフォームを施しています。
万一、地震の揺れで扉枠が変形しても、扉が開け易いよう設計した対震玄関扉枠。戸先部の扉枠と扉の隙間を一般扉より大きくし、安全性に配慮しました。
国土交通大臣認定の第三者評価機関による厳格な評価基準に基づき、マンションの性能を客観的に、かつ具体的な等級で評価する「設計住宅性能評価書」を取得済。また、竣工時には「建設住宅性能評価書」も取得する予定です。
地震時の揺れによる家具の転倒を防ぐため、LD を含めた居室の壁面のうち1面とキッチンの食器棚置場の壁には家具固定用下地を設け、固定器具や固定金物の取付けができるようにしています。
「大阪府建築物環境性能表示」とは、新築建築物におけるCO2削減·省エネ・ヒートアイランド対策の強化・充実を図るために大阪府が定めた基準に基づき、建築主が計画段階での環境配慮の取り組みを自己評価したものです。
構造躯体の耐久性を高めるために、柱・梁・床等の主要な構造部についてコンクリートの設計基準強度を、約36N/m㎡~約27N/m㎡に設定しています。コンクリートの耐久年数は強度が高いほど長くなると言われています。