Instagramフォロワー数約19万人!
素敵なお弁当づくりで人気のtamiさんに学ぶ、オシャレで丁寧な暮らし。

ローレルスタイルで2018年5月に作り置きのお弁当について特集したtamiさんのおうちは、セルフリノベーションした築40年の平屋。古民家の良さを活かしたセンスあるインテリアや、丁寧な暮らしぶりが人気です。お手本にしたい、素敵なインテリアコーディネートや、思わず真似したくなるオシャレな収納術、空間を彩るコーディネートなどを、たっぷり教えていただきました。

tamiさん
滋賀県在住。夫と自分のお弁当を作り始めたころから、 Instagramに画像を投稿。彩りにあふれたお弁当フォトの数々が人気を呼び、多くのフォロワーを集める。


tamiさん | フォトジェニックな料理や暮らしが大人気のインスタグラマー

作り置きを賢く使った色とりどりのお弁当、通称「おべん」で大人気。フォトジェニックな自宅のインテリア写真を紹介し、素敵な暮らしを育む姿にも注目が集まっています。

「収集癖があるのですっごく物が多いんです」とのことですが、隅々まできちんと片付けられているうえ統一感もあって、お部屋の中はとてもすっきり。どこを切り取ってもオシャレで、居心地の良い空間が広がっています。


Interior Coordinate 1 【キッチン編】

キッチンは毎日立つ場所。ひとつの部屋として捉え、好きなものを詰め込む!

リノベーション時に壁を取り払い居住スペースは広々としたワンフロアに。1Kという限られたスペースだからこそ、キッチンもただの作業スペースではなく「ひとつの部屋」として捉え、居心地の良い空間にしています。

私の空間づくりの第一歩は、中心となる家具を選ぶこと。実はこのキッチンの作業台も、部屋が出来上がる前にフライングして買ってしまいました。作業台にぴったり合うように置き方を考えるってところからスタートし、今に至っています。

Point 1見せる収納なら気分によってすぐに模様替えできて気分転換に

キッチンには扉のある収納はほとんどなく、オープンラックや吊り下げを活用した見せる収納にしています。というのも扉をつけると代わり映えしないし、きっとすぐに飽きるだろうなと思ったから。見せる収納にすることで、置くものを変えるだけですぐに印象が変えられます。簡単な模様替えは気分転換にもなるしおすすめですよ!

見せる収納でひとつ気をつけたいのが、ゴチャつかないように統一感を意識すること。見せたくない物は隠し、器や道具の定位置を決めて片付ける習慣をつけています。

Point 2調味料は好きなビンに詰め替えラベルを貼って統一感を演出

ビンを集めるのが大好きで、入れるものが思いつかなくても捨てずにとっています。たくさんある中でもお気に入りなのは、長年かけて集めたジャムのビン。キレイに洗ってラベルを剥がして集めるこのひと手間は、私にとっては面倒なことでも無駄なことでもなく、料理をするときやキッチンづくりの楽しみの一つにつながっています。調味料入れとして大活躍しているビン一つひとつには、夫が作ってくれたラベルを貼って統一感を持たせています。

Point 3“魅せる”ことと“使い勝手の良さ”を両立させる配置

居心地の良い空間ということ以外にも、使いやすさをしっかり考えながらレイアウトすることも大切です。コンロの奥は包丁やよく使うお鍋を吊り下げていますが、油が飛ぶスペースは何も置かずにあけておき、すぐ掃除できるよう配慮。調味料も、よく使うものは取り出しやすい位置に置いています。


Interior Coordinate 2 【リビング編】

大物家具を決めれば、空間全体のトーンを合わせるのは意外と簡単!

キッチンと同じく、家が出来上がる前に「これだけはどうしても欲しい!」というテーブルとソファを見つけたので、この二つをメインの家具として空間づくりをしました。

リビングのインテリアで意識しているのは、色をたくさん使わないことです。ポップなカラーも大好きなので、派手な色の家具を置きたいな〜なんてたまに思うのですが、何色も使うとゴチャつくのでぐっと我慢。メインの家具が決まると、とくに意識しなくても“この家具なら合いそう”“これは合わないな”と簡単に判断がつきます。このリビングも、自然と今のような雰囲気に落ち着きました。

Point 1あえてローテーブルを置かず、スペースを広々と使う

もともとは大きなローテーブルを置いていたんです。でも食事はダイニングテーブルでとるし、ソファの前にローテーブルがあっても使うタイミングがあまりないし、私の生活スタイルにはローテーブルを置かなくても問題ないんじゃないかって思ったんです。ちょっと何かを置くスペースが欲しければ移動可能な小さいテーブルを使えばいいし、考えた結果なくてもいいかなって。ローテーブルを片付けたら部屋全体がすっきりし、とても満足しています。マッシュ(tamiさん家のフレンチブルドッグの女の子)も広々した空間で楽しそうです。

Point 2隠す収納はシンプルな布で目線を遮り印象を薄める

衣類などは、リフォーム前に床の間だったスペースを利用した収納に片付けています。ただの収納という印象が薄まるよう余計な飾りのない、壁の色と同系色のシンプルなアイボリーの布をカーテンにして目線がすっと逸れるよう意識しています。
収納部分は使いやすさ重視で家具を選び、大型量販店で購入したラックや棚を活用。カゴの網目の跡が服につかないように紙を敷いて使っています。

Point 3照明はたくさん取り付けられるダクトレールが便利

照明はスクエアのダクトレールに取り付けています。ダクトレールにしたことで気に入った照明をいくつも取り付けられるし、簡単に付け替えできるのもうれしい!照明の配置や種類を変えてちょっとした模様替えを楽しんでいます。 光量の確保としてカフェやショップなどにも使われるシンプルなスポットライト4灯を設置しています。


Interior Coordinate 3 【アイテム編】

海外のインテリアを参考に、お気に入りの小物や家具で遊び心をプラス

模様替えが大好きで、家具や小物の位置を入れ替えたり少しテイストを変えたりなどよくします。そんなときに参考にしているのが好きな画像をブックマークしておける「Pinterest」というサイト。英語で検索すればインテリアの参考にしたい海外の画像がたくさん出てきます。

あと椅子やカゴなど見える場所に置く家具で、同じ種類のものはほとんどありません。というのも、まとめて買わずに1個ずつ購入することが多いから。ちょこちょこ増えていくうれしさってありますよね。テイストさえ揃えておけば、違うシリーズのアイテムでもすんなり馴染んでくれます。

Point 1キッチン用品は中古店で賢く揃える!

業務用のアイテムが好きで、鍋やキッチン用品などは中古の厨房機器の店で購入しています。中古なので最初は油汚れがひどく真っ黒なのですが、ゴシゴシこすればキレイになりますし、その分リーズナブルで1,000円以下で買ったものもたくさんあります。

Point 2椅子にカゴ&トランクを置いて素敵な収納スペースに

マッシュにいたずらされないよう床にはなるべく物を置かないようにしています。その一環で椅子にトランクやカゴを置いてちょっとした収納スペースをつくりました。たくさんある椅子も活用できて、ただ物を置くよりもすっきり見えるので気に入っています。

Point 3椅子やフェイクグリーンでバスルームに動きをプラス

バスルームには背もたれが壊れていて座れない椅子を吊るし、脱いだ服の置き場所に。グリーンのアクセントが欲しかったので、濡れても大丈夫なフェイクグリーンを飾っています。海外のインテリア画像を参考にし、ほとんど同じテイストで作り上げました。

Point 4グリーンコーナーには小さいものをたくさん置いてエネルギッシュに!

観葉植物は枯らしてしまうと悲しいので、価格が高いものにはあまり手を出さずリーズナブルなものをちょこちょこ買っています。いただいたお花などはドライフラワーにし、部屋のあちこちに吊るしています。特別なお手入れをしなくても吊るしっぱなしで1年ぐらいは大丈夫です。


お気に入りの家具を大切に、細かな模様替えでリフレッシュ!

昭和レトロな気分のときとかアメリカン雑貨を楽しみたいときとか、好みのテイストが変わるときもありますよね。私もそのタイプなのですが、ベースを木で統一し大きな家具をカラフルなものにしなければ、どんな気分にでも合わせやすいです。並べているビンのテイストを変えたりポスターを飾ったり、ちょっとした模様替えで雰囲気ががらりと変わります。

収集癖があるのでどうしても物が増えてしまうのですが、飽きたら外で使うなどなるべく捨てないようにしています。どれも気に入って買ったものなので、長く大切に使っていきたいです。