周辺環境に合わせたプランニングで、
2021年度グッドデザイン賞を受賞。

都心の密集地でプランニングした「ローレルアイあべの」が、財団法人日本デザイン振興会が主催する「2021年度グッドデザイン賞」を受賞。近鉄不動産としては9年連続の受賞となります。「ローレルアイあべの」は、あべのべあがいる「あべのハルカス」のお膝元。ご近所で受賞したと聞いて、あべのべあも喜んでいます。


グッドデザイン賞とは?

グッドデザイン賞は、様々に展開される事象の中から「よいデザイン」を選び、顕彰することを通じ、私たちのくらしを、産業を、そして社会全体を、より豊かなものへと導くことを目的とした公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「総合的なデザインの推奨制度」です。


周辺環境に合わせて、
住戸の向きを切り替える

ローレルアイあべの

大阪市阿倍野区

難波と並び大阪ミナミの玄関口として賑わう「天王寺・あべの」エリア。高さ日本一の超高層ビルとして知られる「あべのハルカス」をはじめ、さまざまな大型商業施設が集い、オフィスや住宅、観光地が集まります。そんな都心暮らしが謳歌できる便利な立地にローレルアイあべのは誕生。 “建物の密集地”でいかに快適な住環境を生み出すのか。そんな課題を抱えたプロジェクトでもありました。

密集地でも快適に暮らせる住棟配置

①から見た時の外観

②から見た時の外観

①から見た時の外観

②から見た時の外観

徒歩5分の範囲に5つの駅がある利便性の高い今回の敷地は、狭小の上、大小さまざまな建物に取り囲まれていました。西向き・東向きのどちらに住棟配置しても、一部の住戸でプライバシーの確保が難しいという問題が起きました。そこで、図のように隣に建物が迫る部分には共用廊下を、開放性が確保できる方向にバルコニーを切替えて配置。ピンク色で塗られた3住戸を東向きに、水色で塗られた4住戸を西向きに設計し、狭小密集地ならではの“建物同士の見合い”を解消しました。住まう方の開放感だけでなく、近隣に住まわれる方々のプライバシーも確保することで、みんなが快適に暮らせる住環境に配慮しました。

住まわれる方を心地よく誘う

住まう方の気持ちをオンからオフへと切り替える場としてアプローチ空間を設計。建物をセットバックさせ、大きなエントランスゲートと洗練された雰囲気の外構でアプローチ空間を構成し、周囲の環境と住まいをゆるやかにつなぎました。

アプローチを通り、エントランスを抜けた先には光壁がお出迎え。光壁を分岐点に、向かって左には東向き住戸のEVを、右には西向き住戸のEVを設置。また、外観と同様に、インテリアは無彩色の素材を基調として、“線”のデザインも踏襲。日本和紙を採用し、「現代性と伝統の共存」をめざしたデザインとなっています。


グッドデザイン賞審査委員による評価コメント

一見とても単純な構成であるかのような片廊下型の集合住宅だが、敷地の状況に合わせて、全体の半分の住戸で廊下とバルコニーの反転を行っている計画。発見的なアイディアで非常に興味深い。妻面を完全にシンメトリーに纏めているのも、設計者の手腕を感じさせる。一方でこのコンセプトをラディカルに表現した結果であろう白と黒の対比は、街並みに対しては少々インパクトがありすぎるようにも見える。


近鉄不動産は9年連続
グッドデザイン賞を受賞

  • 2013年度
    ローレルアイ恵比寿ピアース

  • 2014年度
    ローレルスクエア学園前
    ローレルアイ白金

  • 2015年度
    実験集合住宅NEXT21プラスワンの家

  • 2016年度
    5プロジェクト同時受賞
    てんしば金賞受賞

  • 2017年度
    あべのハルカス
    ローレルコート西葛西
    ブランズシティ天神橋筋六丁目

  • 2018年度
    ローレルアイ目黒大橋
    リフィオ成増
    イニシア桂大橋
    ブランズタワー御堂筋本町

  • 2019年度
    ローレルコート上本町石ヶ辻公園
    ローレルタワー梅田ウエスト
    ローレルタワー心斎橋
    リフィオ木場公園

  • 2020年度
    ローレルスクエア健都ザ・レジデンス
    シーンズ塚口
    ザ・パークハウス 新浦安マリンヴィラ