模様替えでおしゃれで使いやすい部屋にする6つのコツ！ 計画から実行までの手順
今の部屋に少し飽きてきた、気分転換に部屋の印象を変えてみたい。そう感じていても、何から手をつければ良いのか分からず、結局そのままになっている方も多いのではないでしょうか。模様替えは、大掛かりなことをしなくても、いくつかのコツを押さえるだけで、おしゃれで快適な空間を実現できます。
本記事では、模様替えを成功させるための計画の立て方から、部屋をおしゃれに見せる具体的なコツまで、初心者の方にも分かりやすく解説します。この記事を読めば、自分の部屋がもっと好きになる、そんな模様替えのヒントがきっと見つかります。
部屋の模様替えをする手順5ステップ
思いつきで家具を動かし始める前に、しっかり計画を立てることが模様替え成功の鍵です。ここでは、誰でも簡単に真似できる5つのステップを紹介します。この手順に沿って進めることで、失敗のリスクを減らし理想の部屋づくりができます。目的とテーマを決める
まずは、なぜ模様替えをしたいのか、その目的をはっきりさせましょう。「在宅ワークが快適になる書斎スペースが欲しい」「友人を招きたくなるようなおしゃれなリビングにしたい」「収納を増やしてすっきり暮らしたい」など、目的が明確だと、その後の計画が立てやすくなります。次に、どのような部屋にしたいのか、理想のイメージを固めていきます。インテリア雑誌やSNS、ウェブサイトなどを参考に、「北欧風のナチュラルな空間」や「モノトーンで統一されたモダンな部屋」といったテーマを決めましょう。自分のライフスタイルに合った、心地よいと感じる空間をイメージすることが大切です。
現状を把握する
理想のテーマが決まったら、次に現在の部屋の状態を冷静に見てみましょう。広さや形、窓の位置、コンセントの数などを確認し、改善したい点をリストアップします。「家具が大きすぎて圧迫感がある」「ソファからテレビが見づらい」「収納が足りず物が溢れている」など、具体的な問題点を洗い出すことで、模様替えで何をすべきかが見えてきます。完成イメージを具体化する
理想のテイストや使いたい色を決めて、部屋全体の方向性をより具体的にしていきます。SNSで好きなインテリアの写真や雑誌の切り抜きを集めてコラージュを作ると、イメージが膨らみやすくなるのでおすすめです。その後、部屋の寸法や今ある家具のサイズを正確に測り、部屋の間取りに家具をレイアウトしてみましょう。どこに何を置くか、シミュレーションを重ねてみてください。
不要品を処分して物を減らす
新しい部屋作りを始める前に、まずは不要なものを手放し、空間に余白を作りましょう。物が少ないほど、部屋はすっきりと広く見え、掃除もしやすくなります。事前に模様替えの目的やテーマが決まっていれば、「このインテリアは新しい部屋のイメージに合わないな」というように、残すものと手放すものの判断がスムーズに進みます。断捨離のコツは、クローゼットや棚の中の物を一度すべて出し、カテゴリーごとに「残す」「手放す」「保留」に分類することです。思い切って物を減らすことで、新しい家具を置くスペースが生まれたり、本当に大切なものだけが見えてきたりします。
必要なアイテムをリストアップする
部屋がすっきりしたら、最終的なレイアウトを考え、新しく必要になるアイテムをリストアップします。大きな家具だけでなく、カーテンやラグ、照明、収納ボックスといったアイテムも、部屋の印象を大きく左右します。衝動買いを防ぐためにも、事前に購入リストを作成し、サイズや色、予算などを決めてから買い物に出かけましょう。特にカーテンのような面積の大きいものは、模様替えを始める前に準備しておくと、作業がスムーズに進みます。模様替えで家具配置する際は動線を意識する
家具の配置は、部屋の印象と使いやすさを決める最も重要な要素です。その際に欠かせないのが「動線」への配慮です。動線とは、日常生活の中で人が室内を移動する経路を指し、これがスムーズだと日々の動作が楽になり、ストレスなく過ごせます。例えば、朝起きてから着替えるまでの動きや、キッチンで料理をして食卓へ運ぶまでの流れを実際にイメージしてみましょう。人が一人無理なく通るためには、最低でも60cmの幅が必要とされています。この基本の幅を確保しつつ、自分の暮らしに合った家具配置を考えることが、快適な部屋づくりの第一歩です。
おしゃれで印象的な部屋を作る模様替えの3つのコツ
模様替えの計画と家具配置の基本を押さえたら、次は部屋をさらにおしゃれで印象的に見せるためのコツを取り入れていきましょう。少しの工夫で、空間の質は格段に上がります。
色使いを意識する
おしゃれな部屋の共通点は、色使いが上手であることです。たくさんの色を使いすぎると、まとまりがなく雑然とした印象になりがちです。空間をおしゃれに見せるには、部屋全体で使う色を3色程度に絞るのがポイントです。配色の基本は、ベースカラー（70%）、アソートカラー（25%）、アクセントカラー（5%）というインテリアの黄金比を意識することです。ベースカラーは、壁や床、天井など、部屋の大部分を占める基本の色です。アソートカラーは、ソファや棚といった家具やカーテンなど、インテリアの主役となる色を指します。そしてアクセントカラーは、クッションや雑貨、アートなど、空間にメリハリをつける差し色のことです。このバランスを意識するだけで、統一感があり洗練された印象の部屋になります。
直接照明と間接照明を使い分ける
照明は部屋を明るくするだけでなく、空間の雰囲気を作り出す重要な要素です。照明には、シーリングライトのように天井から部屋全体を直接照らす「直接照明」と、壁や天井に光を当て、その反射光で周囲を柔らかく照らす「間接照明」があります。日本の住まいは直接照明が中心ですが、フロアランプやテーブルランプなどの間接照明を組み合わせることで、部屋に光の濃淡が生まれ、立体感と奥行きが生まれます。夜は間接照明だけで過ごせば、リラックス効果も高まり、ホテルのような落ち着いた雰囲気を演出できます。
小物やグリーンを活用する
部屋の仕上げに、小物や観葉植物を取り入れてみましょう。クッションカバーやラグを季節ごとに変えるだけでも、手軽に部屋の印象を変えられます。お気に入りのアートや写真を飾る「フォーカルポイント（視線が集中する場所）」を作ると、空間がぐっと引き締まります。特に観葉植物は、部屋に生命感と彩りを与えてくれる優れたアイテムです。一つ置くだけで空間が生き生きとし、リラックス効果も期待できます。世話が簡単な小さなものから始めてみるのもおすすめです。
H2:部屋を一新する模様替えの3つのコツ
持ち家の場合はリフォームという選択肢もあります。壁や床などを変更すると、これまでの部屋のイメージを一新し、まるで新築のように生まれ変わらせることが可能です。
壁・フローリング・建具の素材や色を変える
部屋の中で最も面積の広い壁紙を変えることは、空間の印象を劇的に変える効果的な方法です。全面を張り替えるだけでなく、壁の一面だけを違う色や柄にする「アクセントクロス」を取り入れると、手軽におしゃれな空間を演出できます。設備の交換や配置変更をする
キッチンやユニットバスなどの水まわりの設備は、毎日使う場所だからこそ、古くなると部屋全体が古びた印象になりがちです。最新の設備に入れ替えることで、使い勝手が向上するだけでなく、空間全体が明るく清潔なイメージに一新されます。その際に、照明計画も見直すと、より快適でおしゃれな空間になります。思い切ってキッチンの配置を変えるなど、大規模な変更もリフォームならではの選択肢です。【内部リンク】キッチンリフォームの手順とは？ 費用・期間・事例と、リフォームを成功させるための注意点｜Libook｜近鉄不動産株式会社
