Botanical Life

話題のボタニカルな暮らしを
気軽に楽しみながらはじめたい!

植物を取り入れたライフスタイル、「ボタニカルな暮らし」が今注目されています。インテリアとしての見た目だけではなく、自然の香りに包まれ、日々変化を見せてくれる植物との暮らしは、きっと想像以上に私たちの癒しとなってくれることでしょう。今回は大阪・天王寺にある「Veggie + (ベジープラス)」で、初めてでも簡単に楽しめるボタニカルな暮らしのヒントをお聞きしました。


新しいボタニカルライフを提案するショップへ

「Veggie + 」は、天王寺の老舗種苗販売店「赤松種苗」の新スタイルショップ。植物の苗をポットごと斜めにディスプレイするユニークなスタイルで、店内は緑に包まれた癒しの空間です。植物を育てることの楽しさや、採れたて野菜やハーブの美味しさを味わってほしいと、“おうちファーム”をコンセプトに掲げ、植物をインテリアだけでなくファームとして楽しむスタイルを提案しています。


初めてでも育てやすく、“使える”ハーブベスト3!

香り爽やかな「スペアミント」250円(税抜)は育てやすく使いやすい人気の定番ハーブ。ほかにもパイナップルミントなど珍しい品種を含め9種類くらいが揃います。ミントは根を先にぐんぐん生やして育っていくので、なるべく大きな器に単品ごとに植えるのがおすすめ。モヒートやミントティーとして使え、砂糖ともよく合います。

イタリアンでよく使われる「スイートバジル」250円(税抜)も、生命力があり初心者にも育てやすいハーブです。コツはただ伸ばすだけでなく、伸びてきたら上の新芽を摘むこと。わき芽を増やし育てていくことで、どんどん枝を増やしていくそうです。バジルはやはりカプレーゼやピザなどイタリアンによく合います。なるべく火を通さず香りを残すのがポイントです。

甘く良い香りを発するキク科の「ステビア」380円(税抜)は自然甘味のハーブ。日当たりが良く水はけのいいところで育てるのがいいでしょう。甘さが砂糖の300倍ともいわれ、カロリー低めなのでダイエット用の甘味料として人気です。使い方は生葉をデザートに添えたり、葉を両手で叩き温かいお茶に入れると余すことなく風味を楽しめます。


上手く育てるコツを聞きました。

ポイント① 水は控えめで大丈夫!

根っこが水に浸かり過ぎないように、控えめでOKです。大切なのは実際に素手で土に触れてみること。どのくらい土が乾いているかを確かめて、必要に応じてあげましょう。朝晩何時にどのくらいなどのデータ情報に依存せず、ハーブひとつずつに向き合って、育てていくのがポイントです。強いて言うなら、水やりは朝一がベスト、夜は控えめがおすすめです。

ポイント② なるべく大きな器で育てよう

インテリアとしてのお洒落な鉢植えもいいですが、“おうちファーム”として収穫することも楽しむなら、単体をなるべく大きな器に植えることをおすすめします。ハーブは根っこの成長があって採取できるので、根っこが伸び伸びと育つ環境が必要なのです。また寄せ植えは、ほかの種類のハーブと自然交配してしまう恐れもあるため控えた方がいいです。

ポイント③ 半日は太陽の光を浴びさせて

外で育てるのがベストですが、室内でハーブファームを作りたい方も、できれば1日のうち半分は太陽が浴びられる環境に置いてください。毎日それができなくても、ローテーションでたまに出すとか、葉の様子を見ながら元気がないようなら出すなどしてあげるといいでしょう。

マンションのような限られたスペースでも小さな“おうちファーム”を楽しむコツがあるので気軽にトライしてみてはいかがでしょうか。現代人に大切なのはもっと自然と身近に暮らすこと、土の匂いを嗅ぎ、実際に触れて植物の成長を感じ取ること、ではないかと思います。そんな時間を日常に設けることで、心のゆとりや豊かさが持てるような気がします。


定期的にワークショップを開催!

不定期で月1回、初心者でも楽しめる植物ワークショップを開催しています。ひとりでも通いやすいアットホームな少人数のワークショップです。月のはじめに店頭か公式HP、インスタグラムなどで告知されるそうなのでチェックしてみてください。


ほかにもある!ボタニカルな暮らしを楽しむヒント

自分の世界観を表現するハーバリウム

ボトルやガラスの鉢という小さな空間の中にテーマを作り、観葉植物やハーブを選び、好きなモチーフを入れたり、色を使ったりと世界観を表現できます。見た目の華やかさや、長持ちするという観点からも贈り物にもとても人気です。

気軽にグリーンを取り入れるならサボテン

乾燥した環境でタフに育つため、ビギナーにも育てやすくておすすめのサボテン。中でも電磁波吸収サボテンとして知られる「セレウスサボテン」は電子機器の側に置いておくと、電磁波が吸収されて頭痛や肩こりが軽減されるという噂も。

グリーンに遊び心をプラスする人気者たち

カエルの置き物は「返ってくる」といわれる縁起もので、植物のディスプレイをぐっとかわいくする遊び心抜群のアイテムです。様々なポーズを取ったカエルたちや、キリンやシマウマなどの動物のミニチュアなども人気だそう。お気に入りのハーブや観葉植物に、遊び心を加えて楽しむのはいかがでしょう。


便利なうえ、かわいい!おすすめ園芸グッズ

“おうちファーム”にはかわいいグッズも必要不可欠!土をいじる時間にも気分の上がるグッズに囲まれていたいですよね。全6種の個性的な柄が揃う「手袋」500円(税抜)や、色付き「ミニほうき」750円(税抜)、驚きの軽さを実現した45gの「スコップ」900円(税抜)など、作業をより楽しくするグッズも!


Veggie +(ベジープラス)

1809(文化6)年創業の、江戸時代から続く種苗販売店「赤松種苗」の姉妹店。長年の実績と確かなノウハウを持ちつつ、現代で「緑のある暮らし」の楽しさを発信する新スタイルショップです。「色・香・味・品種」などに細かくこだわった野菜の苗は年間約80種、ハーブの苗は約120種が揃います。また植物の鉢やディスプレイの仕方にも様々な提案があるので、スタッフに気軽に相談してみましょう。

大阪市天王寺区堀越町11-11
Tel. 06-6777-1330
[時] 9:00〜18:00 [休]年中無休(年末年始を除く)

Veggie +公式サイトはこちら