ローレルスタイルvol.43 Life

大人のグラマラス・ピクニック。

大人のグラマラス・ピクニック。
ホームパーティーのテーブルを
そのまま芝生の上に持ち出したような
「グラマラス・ピクニック」。
青空の下でゆったりと食事を楽しむ時間は、
最高の「大人の贅沢」かもしれない。
さあ、バスケット片手に外へ。

Picnic Style

自分流に自由な気分で。
大人のための“魅せるピクニック”。

晴れた日の公園。柳のバスケットに入れたワイングラス、カッティングボード、ナイフやフォークなどのカトラリーを取り出す。テーブルをコーディネートするように、芝生に広げたピクニックマットにごちそうを並べ、緑を揺らす風を感じながら、思い思いに会話と食事を楽しむ。「外でのランチって、どうしてこんなにおいしいんだろう」。そんなハッピーな気持ちで満たされる。ちょっぴり優雅でスタイリッシュな「グラマラス・ピクニック」。ワイルドなキャンプとは違う、おしゃれ心いっぱいのピクニックスタイルだ。これといった決まりはないけど、お気に入りの空間をデザインするように、誰かに見せたくなる場にしていくのがポイント。料理を持ち寄って、好みの色や柄のクロスを敷いたり、パンやチーズをカフェ風に盛りつけたり。ときには静かにくつろいで、まわりを見渡してみるのもいい。いつもは気づかない季節の草花、木のにおい、かわいい虫の声。愛おしい小さな自然は、心のごちそうだ。

<取材・撮影協力>
ピクニックグッズ専門店「ピクニックスタイル」代表 小幡 亮さん
<撮影場所>
万博記念公園(大阪府吹田市)


Picnic Style

グラマラス・ピクニックを楽しむコツは「1デイ・1テーマ」。

ただなんとなくピクニックするのもいいけど、その日のテーマをあらかじめ決めてお料理やデコレートのアイデアを楽しむ「1デイ・1テーマ」がおすすめ。例えば、秋なら「赤ワインとチーズ」にこだわってみたり、風が気持ちいい場所でピクニックするなら、「風と遊ぶ」をテーマに風車を飾りにあしらってみる。木漏れ日が落ちる場所なら、「お昼寝」をテーマにハンモックやクッションを持参するのもいい。季節感や周りの景観との調和を考えて仕上げていくのが“大人のコーディネート”だ。仲間同士で役割分担を決めておくと、準備も片付けもスムーズ。使い捨てのお皿ではなく、グラスや陶器などの本格的な食器を使うだけで、エコにも貢献できて気分がいい。あれもこれもと欲張らないのもコツ。荷物は最小限にとどめ、駅から近い場所を選ぶなども賢い工夫だ。

必要な道具がコンパクトに詰め込まれた「ピクニックバスケット」は、ワイングラスやカトラリー、プレートがセットになって、持ち運びに便利。カッティングボードやソルト&ペッパーケースまでついた豪華版セットも。料理と飲み物さえ入れれば、ぱっと持ち出せる。ナチュラルな外見も外へのお出かけにぴったり。
<photo>高級ピクニックバスケット「BRISTOL」(2人用)21,060円(ピクニックグッズ専門店ピクニックスタイルで販売)

ワインとチーズを楽しむときに用意したいのが「カッティングボード」。チーズはかたまりで持参し、食べる直前に切り分けたほうが、舌触りが良く鮮度も保たれる。買ってきたデリやフルーツは、少し手間をかけてお皿や瓶などに入れ替えれば、フォトジェニックなピクニックが楽しめる。料理を盛りつけるだけで様になるウッドトレイ、お皿代わりにも使えるステンレス製ランチボックスは、割れる心配がなく、シンプルなデザインはさまざまなコーディネートにも重宝する。
<photo>Picnictime カッティングボード(チーズボード)「APPLE」8,640円、Rocco ステンレスランチボックス2,484円(いずれもピクニックスタイルで販売)

フルボトルワインとワイングラスを装着できる折り畳み式テーブルが一つあるだけで、ピクニックが華やかに。厚みの少ないウッド素材なら軽量で持ち運びもラクだ。マットやラグなどの敷物は、携帯用に折り畳めて、地面の上に気兼ねなく置ける防水性の高いものを。敷物は面積が大きい分、スタイリングの大切なポイントになるので、テーマや季節、気分にあわせて好きなテクスチャを重ねて敷いてみるのもおすすめ。
<photo>PicnicTime「MESAMIO」折り畳み式ワインテーブル6,210円、PicnicTimeブランケット「BLANKET TOTE」4,968円(いずれもピクニックスタイルで販売)

ワインバスケットも人気!

食器類がそろったタイプが「ピクニックバスケット」なら、ワインの持ち運びに注目したタイプが「ワインバスケット」。コロンとした円筒形がピクニックに可愛さを添えてくれる。フルボトルワインが2本入るほか、グラスやオープナーもしっかり収納。ちょっとした料理や食材を詰めれば、空の下のワイン会を手軽に楽しめる。
<photo>高級ワインバスケット「Verona」(2人用)21,060円(ピクニックスタイルで販売)

SHOP DATA

ピクニックスタイル

「ワインと料理とピクニック スローな休日を愛する人へ」をコンセプトに掲げる、ピクニックグッズ専門のオンラインショップ。戸外でのランチやティータイムを演出するさまざまなピクニックアイテムは、どれも機能的でスタイリッシュ。ピクニックの本場・アメリカから直輸入のバスケットやチーズボードなど、種類も豊富にそろっている。

大阪市中央区南船場4-10-21 日宝エコービル4F
Tel. 06-7650-0666
[営業時間] 10:00~19:00
[定休日]土・日曜、祝日

ピクニックスタイル公式サイトはこちら

今回撮影した「万博記念公園」は、関西有数のピクニックスポット

今回撮影した「万博記念公園」は、関西有数のピクニックスポット

万博記念公園[大阪府吹田市]

1970年に開かれたアジア初の国際博覧会「日本万国博覧会(通称:大阪万博)」。その跡地を利用して整備されたのが「万博記念公園」だ。最大の特徴は、甲子園球場65個分の広大な敷地内に、自然の森を再生しているところ。見どころは数多くあるが、ピクニックで訪れたいのは広々とした芝生広場。プラタナスやケヤキの並木、四季の移ろいを感じられる日本庭園なども趣がある。また、空中を歩いているような気分を味わえる空中観察路「ソラード」には、森の景色を多彩に映し出す「森の万華鏡」や、鳥の声や木々のそよぐ音を聞く「森の集音器」などがあり、五感で自然を満喫できる。

INFORMATION

吹田市千里万博公園 
Tel. 06-6877-7387
[時]9:30~17:00(入園は16:30まで)[休]日本庭園・自然文化園は、毎週水曜(祝日の場合は翌日休)
※4月1日からゴールデンウィークまで、10月1日から11月30日までの間は無休 
[料]自然文化園・日本庭園共通大人250円、小中学生70円

万博記念公園公式サイトはこちら

街タグvol.16でもご紹介


Picnic Style

大阪・東京・名古屋の“駅近”ピクニックスポット。

都市部にありながら豊かな自然を味わえるスポットは、ピクニックに最適。思い立ったら気軽に出かけられるのが長所だ。見晴らしの良い芝生広場のほか、温室や人工渚を備えているところもあり、一日中飽きずに過ごせる。今回は、公共交通機関の最寄り駅から歩いてすぐの場所にある、大人のピクニックにぴったりなスポットをご紹介。

都心の真ん中で、のんびりくつろいで。

天王寺公園エントランスエリア 「てんしば」[大阪市天王寺区]

日本一高いビル「あべのハルカス」のお膝元に位置し、広々とした芝生広場がある公園。天王寺公園エントランスエリアが、2015年10月に「てんしば」としてリニューアルオープンし、2016年度グッドデザイン・ベスト100に選出された。そびえ立つビル群をバックに、芝生の上に座ったり寝そべったりと、様々な世代が自由にくつろぐ風景が広がる。園内には、カフェやコンビニがあるほか、すぐ近くの「あべのハルカス」には近鉄百貨店のデパ地下があり、ドリンクや食材を調達するのに便利。

INFORMATION

大阪市天王寺区茶臼山町5-55 
Tel. 06-6773-0860(受付:平日9時〜17時)
[時]7:00〜22:00 ※エリア内の各施設はそれぞれ営業時間が異なります。 [休]無休 [料]無料

てんしば公式サイトはこちら

あべのべあ愛社日記vol.03でもご紹介

東京湾を眺め、時を忘れてほっこり和む。

葛西臨海公園[東京都江戸川区]

東京湾に面した緑いっぱいのウォーターフロントパーク。緩やかな勾配のある「芝生広場ゾーン」、臨海部の景観が広がる「汐風の広場ゾーン」など5つのゾーンに分かれており、さまざまな景色が楽しめる。ガラスドームの建物が印象的な葛西臨海水族園、野鳥の自然観察ができる鳥類園ウォッチングセンターと、生き物と触れ合える施設も充実。葛西海浜公園と隣接し、人工渚で遊ぶこともできる。

INFORMATION

東京都江戸川区臨海町6 
Tel. 03-5696-1331(葛西臨海公園サービスセンター)
[時]営業時間等はサービスセンターへお問い合わせ[休]無休(各施設は定休日有、年末年始休業)
[料]無料(一部有料施設あり)

葛西臨海公園公式サイトはこちら

街タグvol.18でもご紹介

四季の草花に彩られた園内をゆったり散策。

鶴舞公園[名古屋市昭和区]

明治時代に名古屋市が最初に開設した公園。「日本さくら名所100選」に選ばれ、バラやハナショウブなども咲き誇り、花の名所として知られている。広々とした芝生広場が整備され、奏楽堂や噴水塔、茶席「鶴々亭」などの歴史的建造物も点在するなど、園内のほとんどが国の登録記念物。公園の一角には「名古屋市緑化センター」があり、グリーンサロン(温室)などを備えている。

INFORMATION

名古屋市昭和区鶴舞1 
Tel. 052-733-8340(名古屋市緑化センター)
[時・休・料]園内自由 ※緑化センターは9:00~16:30、月曜(祝日の場合は翌平日)・第3水曜休(祝日の場合は第4水曜)・年末年始休

鶴舞公園公式サイトはこちら

街タグvol.20でもご紹介