「高岳」駅の北に位置し、名古屋城から徳川園にかけての一帯は「文化のみち」と呼ばれ、名古屋の近代化を物語る貴重な歴史遺産が点在。明治・大正時代のレトロ建築などが見られる静かな住宅街で、歴史ロマンに浸ることができます。

「高岳」駅と「文化のみち」の間に挟まれた泉2丁目・3丁目は、穏やかな雰囲気の住宅街が広がり、洗練されたお店も充実しています。北欧系のコーヒーロースターやブーランジェリーの名店、人気のスイーツ店がそろい、散策するのが楽しみな街です。

TRUNK COFFEE

「TRUNK COFFEE」のオーナーである鈴木さんは、コーヒー大国・デンマークでバリスタとして修業した経験を持ちます。北欧では、浅煎りのコーヒーが主流。現地の味を表現すべく、2014年のオープン以降、浅煎りのコーヒーを提供し続けてきました。扱っている豆は、流通量全体の5%ほどしかないスペシャルティコーヒー。浅煎りにすることで、スペシャルティコーヒーならではのフルーティな味わいがより活きるそう。また、コーヒーファンにはうれしい仕組みも。15種類の豆から好きなものを選び、3つのドリップ方法のうち好みの方法で、コーヒーを淹れてもらうことができます。

terre à terre

「店名の『terre à terre』には、『大地から大地へ』という意味があります。『生産者が育てた良質な素材をパンにして届けたい』という思いがあり、この店名にしました」と語るのは、オーナーの竹内さん。当店では、常時30〜40種類のパンを用意。いずれにも、選りすぐりの国産小麦や無農薬野菜、オーガニックチョコレートなど、安心・安全を意識した素材が使用されています。不動の一番人気を誇るのは、北海道産の希少な小麦「キタノカオリ」から作る「NEW テーラ・テール」。驚くほどの弾力と「キタノカオリ」ならではの優しい甘みが特長の、思わず幸せな気持ちに浸れるパンです。

slow（スロウ）本店

「地域で愛される“街の洋菓子店”を作りたい」「おいしいお菓子で元気になってもらいたい」というオーナーの松林さんの思いのもと、2018年にオープンした店舗。こちらの看板メニューは、甘味が上品で、クリームが驚くほど滑らかなシュークリームと、外側はカリッ、中はフワッとした食感のカヌレ、そしてきび砂糖で優しい甘味に仕上げたショートケーキ。味わいは秀逸ながら気取りすぎないため、日々のおやつや、ちょっとした手土産にぴったりです。また、本店と同様、泉3丁目にある「slow 焼菓子店」には、チーズケーキやブランデーケーキに加え、焼菓子の詰め合わせが多数用意されています。

ボッテゴン

おもてなしや記念日など、特別なシーンにぴったりなイタリアン。東海3県をはじめとする各地でとれた、こだわりの素材を料理に多用しています。例えば肉は、老舗の有名精肉店で仕立てられたものをメインで使用。「近江牛と和牛経産牛を手当て施したお肉を仕入れ、使用しております。水分を絶妙に絞る過程で、アミノ酸がギュッと凝縮され、旨味がしっかりと感じられます」と、シェフの中川さん。これらの肉を用いたパスタは、素材とシェフの腕の良さが光る逸品。噛み締めるほどに感じられる旨味と、濃淡のある味わい、程よいアクセントに夢中になるはず。

アンナンブルー izumi168

「アンナンブルー izumi168」のオーナーは、メキシコでの旅の経験を活かし、約33年間、メキシコ料理店を経営。建物の老朽化などを機にメキシコ料理店はクローズし、2022年8月、ここ「アンナンブルー izumi168」をオープンしました。当店では、従来のファンのために引き続きメキシコ料理を提供しつつも、新たにベトナム料理も提供。また、メキシコ・ベトナム料理に合うワインも豊富に用意しています。日本人の舌に合うようアレンジが施された料理から、日本ではほぼ出会えない現地のソウルフードまで味わえる点も魅力。異国の味に触れるという、新鮮な体験をぜひ。